全てを飲み込むその色に
捕らわれて歩みを止めた
手にしてまだ足りなくて
追い求めたのはこの先

旅してた頃の夢を見たんだ
今はもう戻れない毎日の
高鳴りが欲しくて伸ばした手を
僕は雪の中下ろす

溶けた氷 バトルの跡も
また白だけで塗りつぶす
ここに居ること 誰が知るんだ
待ってはいつも冷たく それだけさ

見慣れた場所を独りで歩く
誰かの足跡探して
自分のものだけ続くから
鍔を下げ来た道戻った

もしも、なんてさ 口にしたって
応えられる人は居ないんだと
気付いてるからただ黙って
吹雪に耳も塞ぐ

僅か見える 街の景色
また季節は過ぎたらしい
そこに居たこと 残る感覚
消えて まるで何も無かったかのように


僕らが目指した頂点は
シュウチャクのないただの称号
手探りの三年間
答えはまだ
見付からないけれど
掴めたことを良かったと
思える日が来るかな

いつまでも いつまでも
君と旅していたかったよ

寂しい夜の いつもの朝に
誰かが僕に立ち向かう
日々消え行く 勝つこと願い
甦るあの感情

さようなら 虚しい場所よ
思い出したから僕らは帰るよ